へっぽこ野菜栽培記
本社勤務の大塚と申します。
2024年の私のハマリごとといえば、家庭菜園。
ホウレンソウから始まって、ジャガイモ、ミョウガ、ゴーヤ、バジルと、手あたり次第に種を買ってきては、プランターや庭の片隅で栽培しています。
手始めはホウレンソウ。
家庭菜園の教本に掲載されているノウハウを参考に、総額5000円ほど土や肥料などの資材を買い込んで栽培に着手。見事に育ちましたが、末端価格にして数百円円程度の収穫となり、妻に笑われてしまいました。
次に取り組んだのはジャガイモ。
袋栽培という、割と今っぽい栽培方法を試しています。買ってきた種芋を芽出しのために放置していたのですが、まるで芽が出る気配がありません。耐えかねてとりあえず植えてみたのですが、まったく変化なし。
「やっぱり地植えがいいのかなぁ……」
と、ベストプラクティスを無視したことが悔やまれてなりません。
台所の片隅にあるジャガイモは、ちょっと放置している間に芽が出てしまうものです。いつもなら、そんな忘れ去られたジャガイモを、
「もったいないなぁ……」
と、思いながら処分する私ですが、今回ばかりは、
「こんな時に使えるんだから、置いときゃよかったなぁ……」
と、いろいろ後悔させられることが多いジャガイモです。
裏庭の日陰で栽培しているのはミョウガ。
これも家庭菜園の教本に従って、4月ごろからしっかりお金をかけて作っています。ニョキニョキ芽が出てきて、ウチの家庭菜園の中では一番の有望株。ただ、もう少しちゃんと教本を読んでいればよかったのですが、実際に収穫できるのは“来年の夏”だそうで、
「今年じゃないの?ナニソレ?」
と、少し遠い目で林立するミョウガを眺めています。
やっと双葉が出てきたのはゴーヤ。
苗から育てれば楽だったものを、初心者のくせに種から育ててしまい、なかなか芽が出ず気を揉んでいましたが、ここのところの暖かさでようやく双葉が出てきました。
発芽するまではかなり不安で、
「種を掘り返してみようか?」
と、妻に相談したりもしましたが、
「そんなことしたらダメになっちゃうから、イライラせずに待ってみたら?」
と、諭されて待つことにして正解でした。
待てば海路の日和あり……ですね。
順調なのがバジル。
苗を買ってきて植え付けしています。ホウレンソウを栽培した後に植えているので、資材にほとんどお金がかかりませんでした。毎年、妻がジェノベーゼソースを作ってくれるので、今年もたくさんできるんじゃないかと楽しみにしています。
これまで、
「メシは白米と鶏胸肉だけでいいっ!(ビタミン・ミネラルは錠剤)」
と、考えていた私ですが、家庭菜園をきっかけに、
「野菜っておいしいよね……」
なんて、思ったりする今日この頃です。夫婦の話題も増えて、なかなかいいものですよ。